Zalman Tech FM-1(Fan Mate 1)使用記
Last update 2002/05/21
静音ブーム?により、ファンの回転数を制御する製品が色々と出回っておりますが、
その中の一つ、扇形CPUクーラーで有名なZalmanの「FM-1」を購入してみました。
実売で1000円ちょっと、というのも購入理由の一つです。
電気・電子系に強い人ならこの程度のものはちょちょいのちょいなのかも知れませんが、
私の場合は労力やら考えると1000円ちょっとなら「買い」です。
最近ではこういったものを「CPUファン」の制御に、と考える人がいらっしゃるようですが、
最大の熱源であるCPUに対して、私は使う気はおこりません(というか考えない…)。
よってケースファン(リア=排気用)に使います。フロントファンは取り外しており使ってません。
この製品は出力する電圧を変える事によってファン回転数を変更します。代理店のwebサイトによると
『出力:5〜11V±2%』となっており、別の販売サイトだと、『5W若しくは0.4A以上のFAN動作対象外になります』と
書かれています。大きな電力を使うファンの回転数制御には不向きなようですが、ケースファン程度ならほぼ問題ないでしょう。
さて、ケース標準装備のファンはPanaflo 1,800rpm(FBA-08A12L)で交渉値24CFM/21dbですが、残念ながらこれは
静かではあるものの、風量が不足しがちでケース内の排熱が追いつかない状況、となります。
で、先般、同じPanafloのFBA08A12Hを購入(色んなサイトで見る限りは2,950rpmですが、モニタ上では3,200rpmくらい
出てます…)、換装するもののわりとうるさく(風の出る音?が凄いのと、軸音が気になる音を奏でます)、このFM-1を導入するに至った訳です。
まずは最大出力にてチェックするとモニタ上、2,700rpm程度になります。やはりMaxの12Vは出力されず、公称の11Vくらいに
なるようです。最小出力にすると回転数はモニタリングできません。モニタできた回転数は1,300rpmくらいが最小で、最小回転数はもちろん
それよりも下でしょう。
最大と最小ではCPU温度で4〜5℃程度の差が出ました。昼間は最大、夜は抑えて、という使い方であれば十分に
その役目を果たせる代物ですよ、これは。
ただ、こうなるとやっぱりCPUファンの音が気になってしまうのがいかんともしがたいところであります…。
★お勧めの装着方
ファン延長ケーブル(AINEX製 WA-090)等を使って装着時の制限を緩和し、ケースのフロントパネルを改造する等してフロントから回転数を調整できるようにする。これお勧め。延長ケーブル自体は1本500円以下で購入できます。